JAバンクの教育ローン
教育ローンを扱っている金融機関のひとつに、JAバンクがあげられます。よくCMなどでも見かけるJAバンクですが、会員以外の人には実はあまり馴染みがないかもしれません。JAバンクとは、JA・信連・農林中央金庫の会員で構成される預貯金などの信用事業を行う団体です。普通の銀行のように、個人向けの住宅ローンや教育ローン、カードローンなどを取り扱う一方、農家向けの事業融資などを積極的に行っているのがその特徴。全国に展開する個別の期間ごとに商品展開などを行っているため、教育ローンの金利や借り入れ条件についても地域によって違いがあります。また、JAバンクは基本的に会員向けのサービスを行う期間ですので、正会員である農家やその家族が主な利用者であり、会員以外の人に馴染みがないのはそのためです。実際には会員以外でも出資金を納入することによって準組合員となり、JAバンクのサービスを利用することはできるので、JAバンクも選択肢の一つに入れて、出資金を払っても特になると判断した場合には利用してみるのもいいでしょう。
JAバンクの教育ローンは、地域によって細かい違いはありますが、概ね500万円までの融資を受けることができます。借入期間は、在学期間+7年6ヶ月で、元金据え置き期間を含めて最長13年6ヶ月です。比較的長期間借りることができるので、余裕を持った返済ができるがJAバンクのメリットのひとつだといえるでしょう。また、入学金、授業料など学校に直接納付する費用だけではなく、教科書代や制服代、家賃など、教育を受けるにあたって必要となる費用は幅広く融資の対象となるので、安心して進学することができます。金利については各地のJAバンクでかなり違いがありますが、他の金融機関の金利と比べても、どちらかというと低い設定になっているようです。地域によって、固定金利と変動金利を選ぶことができたり、変動金利だけだったりと、かなり異なっているので、自分の地域のJAバンクの貸し出し条件を必ず調べておくようにしましょう。JAバンクの場合、給与振り込み口座に指定したり、定期預金をしていたりすることで、金利の優遇が受けられる場合もありますし、時期によってはキャンペーンなども行っているので、少しでも金利を低く抑えたいという場合には、こうしたチェックも欠かさず行うことが大切です。