教育ローンの借り方

教育ローンの借り方としては、金融機関に申し込みをして審査を受けて融資を受け取るだけですので、一般のローンと違いはありません。最近は、インターネットで簡単に申し込みができる教育ローンも増えていて、意外と手軽に借りられます。ただし教育ローンの場合、受験校をどこにするかや、その合否によって必要とされる金額がかなり異なるため、意外と直前になって急に借入を決めることも多く、しっかり検討する暇がなかったという例も少なくありません。国や郵便局はもちろん、民間の金融機関も多く扱っている教育ローンは、どこからどれだけ借りるかによって金利や総返済額なども違ってくるので、きちんと検討することが大切。しっかり準備をして、損をしないように利用したいものです。
教育ローンを借りる手順として、まず最初にするべきなのは、進学に関する家族の話し合いと、教育ローンの比較検討です。志望校をどこにするのか、入学した場合の費用はどれくらいかかるのかなどは、早めに調べておくようにしましょう。成績の変動などによって直前に志望校が変わることもあり得ますので、現在の志望校から1〜2ランク上下の学校まで調べておくと安心です。親としては、費用の準備もありますので、直前になってやっぱり遠方のこの学校に行きたい、と言われないためにも普段からのコミュニケーションは心がけておきましょう。遠方に行くにしても、始めからわかっていてれば費用の検討がスムーズに進みます。また、滑り止めとして受かる学校についても必ず費用はリサーチしておいて、どこに進学することになってもバタバタしないようにしておくことが大切です。教育ローンの比較検討は受験前からできますので、志望校が決まってその学費に教育ローンを利用する可能性が生じたら、とりあえず調べるだけでも調べておきましょう。多くの金融機関では、教育ローンの利用が増える秋から春にかけて金利などのキャンペーンを行っています。申し込みをしてから審査の結果が出るまで通常数日程度ですが、それでも入学が決まってからどこから借りるか調べていたのではバタバタします。合格した場合に融資を受けるという条件をつけた、予約型の教育ローンを用意している金融機関も多いので、それを申し込んでおくのもよいでしょう。どこに進学してもある程度のお金は必要ですし、合格発表の結果、融資の必要がなくなればキャンセルすることも可能です。
一般的に教育ローンを借りるために必要な書類は、免許書や健康保険証などの本人確認資料、合格通知や授業料納付書などの使いみちを証明する書類などです。有担保型や無担保型によって融資金額や金利も違ってくるので、担保が用意できる場合にはしたほうが金利は安くなります。もちろん必要書類なども金融機関によって異なりますので、早めに調べて用意しておくと安心です。